ディスクドッグを楽しもう!

超小型犬、ディスク欲のない犬でディスクドッグをやっています。自分の得たささやかな経験などをここにアップしていきます。

空中キャッチに挑戦してみよう!

ディスクドッグはディスクを追い、空中キャッチして持ってくる。

これが基本です。

 

  1. ディスクを追う
  2. 空中キャッチする
  3. 持ってくる
  4. 離す

それぞれ個別に教えていく必要があるのですが、ここでは(2)の「空中キャッチをする」の概念を犬に教えてあげることを書きます。

(いろんな教え方があると思いますがこれは私が実践した教え方です)

 

以下目次です。

 

 

よろしければ以下の動画を見てください。


チワピンさくら ディスク室内練習その2!

 

この動画には

  1. ローラー:ディスクを追って生きてる(動いてる)状態でキャッチする
  2. 空中キャッチする(おもちゃでもなんでも良い)

が含まれていて、前半のローラー(転がるディスクをディスクが動いている状態で咥える)、後半が空中キャッチをしています(ローラーについては別な記事にします)。

ローラーができたら空中キャッチできるとは限らない

ローラーをしていればキャッチしてくれる犬もいますが「空中にあるものをキャッチする」という概念が乏しい犬もいるので、私はこれだけ抜き出して教えていきました。

「ローラーと空中キャッチの概念は同じ」だという人もいますが、犬に聞かないと実際に同じかどうかはわかりません。

空中にあるものをとらない犬もたくさんいますので「犬による」としか言えないと思います。

個別に教えてあげた方が親切だと思うよ

一生懸命ローラーしてもなかなか空中キャッチに至らない犬も見てきました。時間がもったいないなあと思ったこともあります。

私は別々に教えてあげた方が犬に親切だと思います。

初歩的な教え方

ざっくりですが空中キャッチの概念を教えてあげるための初歩的な方法です。

(あくまで私の方法です)

用意するもの

小さく咥えやすく柔らかい、ワンコが好きなオモチャを用意します(うちは赤ちゃん用の小さなマスコットにしました)。

このおもちゃに紐をつけましょう。タコ糸みたいなものが良いです。ワンコに絡まないよう取り扱いに気をつけて。

遊び方ステップ1

最初はこれを投げて、投げると犬は追いかけるのでそれで遊びましょう。

タコ糸で引っ張るとおもちゃがいろんな動きをするので犬はとても喜びます。

この時に「引っ張られるおもちゃを犬が口で咥える」ようにするのがコツです。

遊び方ステップ2

次に、タコ糸でオモチャをぶら下げた状態で(空中にある状態)ワンコから逃げるようにしましょう。

UFOが飛ぶような感じです。

ワンコのちょうど顔の高さぐらいが良いです。(あまり高いと手で取ろうとしてしまいます)

この高さなら頑張って口で取ろうとするはずです。

空中にあるのを口で取ってくれたら、超褒めて一緒に遊んであげましょう。

これが難なくできるようになるまで根気強く続けてください。

決して、ちょっとできるようになったからと言って難易度あげないでね。

遊び方ステップ3

上で紹介した動画の2.がこれに該当します。

ワンコの顔の前におもちゃをプラプラさせて見せます。ワンコはこれが欲しくてやる気が出ます。

そのまま「1,2,3」とリズム良く目の前に放り投げます。(犬が迷わないように必ず一つのリズムを作ってください)

※犬のやる気が高まってるときにやってください!あと顔にぶつからないように、難しいけど!

犬を自分の目の前、左横にスタンバイさせて、右手でおもちゃを持ってやってみるとコントロールしやすいです。(わかるかな?)

おもちゃが床に落ちてしまったら、犬が咥える前にタコ糸を引っ張ってバレないように回収します。

(ダウンしたおもちゃは「死んでるおもちゃ」です。ここではこれをとらないことを教えていきます)

これがキャッチできたら空中キャッチの概念は刷り込み始められていると考えて良いと思います。

 

今回はこれでおしまい!

 

 

欲のない子の欲出し方法 おやつボール編

(この記事は「すっごく欲のない子」向けの記事です)

 

ディスクを追って咥えて持ってくる。

それだけ考えれば、すごい遠投をしないのであればどんな犬でもできそうですよね。

例えば野球。

どんなに運動音痴な人でもやろうと思えばできます。

私もそう考えてディスクドッグを始めました。

 

でもできない。

なんでか?

「メンタルの問題」です。

このブログはほとんどがこの「メンタルの問題」になってくると思いますがそのぐらいメンタルの問題が重要です。

 

例えば、上で書いたように「誰でも野球はできます」。

でも、野球ができることと野球をやりたいこととは別です。

 

人間は仕事であれば仕方なくやりますが、趣味であればやりたくないことはやらないですよね。

犬も一緒!

 

で、まずは「ディスクを咥える」ということにフォーカスしてみると、ディスクを咥えるには動くものを仕留める欲が必要です。

 

これはまず犬種に依存する部分がとても大きくて(犬種については追って説明します)、もちろん個体によっても違います。

 

ボールを追いかけないほど欲がない子は、欲出しをする必要があります。

 

ひとつ効果的なのは、コングのような「中に何かを入れられるもの」におやつなどを入れて(コングの場合はペーストを塗る)、それーっ!と転がします。

ワンコはいい匂いが転がるのに釣られて追いかけ、ゲット!

そこでいっぱい褒めてあげましょう。

 

これは1日何回もやって、習慣になるようにします。

ただし、犬が寝てたりお腹いっぱいの時は絶対やらないでね!

やる気の時にやって狩猟欲を引き出します。

 

これを1週間ぐらい?犬によってもっと長かったり短かったりすると思うのですが、美味しいコングではなく小ぶりのボールを転がしてみてください。

転がりやすい小さなぬいぐるみでも良いです。柔らかいものが良いと思います。

 

ワンコが追ってくれればOK!

めっちゃ褒めておやつをあげましょう。

 

どこかの段階で、美味しいコングは卒業します。

 

そして、追って食らいついたらおやつから、どこかの段階で「持ってきたらおやつ」にシフトします。

 

ひとまずこれでレトリーブ完了です。

(レトリーブの詳細な説明は追って書くと思います)

自己紹介・チワピンさくらについて

我が家の1stディスクドッグ。

チワワ×ミニチュアピンシャーmixさくら♀。

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この記事を書いている時点で約8歳10ヶ月です。

 

ディスクドッグの練習は4歳の時から細々とはじめ、5歳から大会に出場するようになりました。

 

もちろん優勝とか決勝とかとは無縁です。

ディスタンスも10ヤード行くのは難しいですが、でも、この子は精一杯頑張って楽しんでくれています。

 

フリースタイルも可愛くきめちゃいます。

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適性のない犬種で、スーパードッグと言われるような犬でもなく、ホムセンのペットショップから迎えた極々普通の犬です。

でもエネルギーとやる気には満ち溢れている犬です。

 

この子とディスクをやるのは本当に苦労の連続でした。

 

普通の人だったら諦めるだろうということも、私にはこの子しかいなかったので、この子で頑張ってきました。

 

ずっと「大したことができない」と思ってきましたが、最近になって、すごく価値のあることではないかと思うようになってきました。

 

そして、自分のような経験をしている人はなかなかいないんじゃないかとも思うようになりました。

 

だから、自分が培ったものを少しずつブログに書いていけば、きっと誰かの役に立つだろうと思いました。

 

ディスクドッグをやってみたい、でも犬がとても小さかったり適性がなかったりで多くの方が諦めてしまうと思います。

 

小さな犬以外でも、大型犬でもそういう犬は少なくないと思います。

 

でも、少しだけ、苦労することを楽しんで、少しだけ続けてみてください。

 

きっとかけがえのないものをを手に入れられると思います。